教員の仕事は、やりがいのある仕事です。その分、大変なこともいっぱい。
今回は、教員の仕事で大変だったことパート1をお伝えします。
教員の仕事の大変な部分
1.学級経営(経験を積むと学年経営も)
・教科指導
・児童指導
2.保護者からのクレーム
3.職場環境
・休憩のなさ、休みの取りづらさ
・変化を嫌う風習
・地域、学校、校長による違い
4.人対人の仕事
5.終わらない仕事量
です。今回は、
1.学級経営(経験を積むと学年経営も)
2.保護者からの理不尽なクレーム
についてお話しします。
学級経営(経験を積むと学年経営も)
教科指導
「教師は授業で勝負」「教材研究をしっかりしなさい」とか、よく言いますよね。私もそう思います。
授業の準備をしっかりやって、楽しく授業ができて、子どもたちが喜んでくれて、学力もしっかりついたら教師としてこんなに嬉しいことはないです。
……ただ、今の学校には、教材研究をする時間が本当にないです。
行事や校外学習の計画、提案書に報告書、校内研究に出張、保護者対応に、いくつもある会議……こんなに忙しくても、容赦無く次の日は来てしまいます。
毎日、5〜6時間の授業。
小学校は教える教科も多いし、1年生から6年生までどの学年の担任になるか毎年違います。
たまたま、ひとつの学年を2年連続でもつ場合もありますが、滅多にありません。
教材研究をじっくりしても、その授業が終わってしまえば、終わりなんです。
教材や掲示物を一生懸命作っても、次に使うのはいつのことやら。
教科書や学習指導要領が変わって、一生使わないかもしれない。
授業がうまくいかないと、そりゃ落ち込みますよ……教科指導に力を入れたいのに、その時間が全然取れない。この状況がほんっとに大変でした。
児童指導
学級経営で大切なのは児童指導。
育った環境や個性が違う子どもたちがひとつのクラスに集まって、そのリーダーシップを取っていくのが担任です。
強烈なリーダーシップが必要ですよ。
学級経営がうまくいって、居心地のいいクラスができて、みんながニコニコしてて……そんな学級経営ができたら、教師の仕事はメチャクチャ楽しいです。
ただ、そこに行きつくまでは、ものすごくエネルギーが必要です。
毎日毎日、本当に色んなことが起きるんですよ。
こうすればOK!って言うマニュアルがないから、それはそれは、臨機応変な対応が求められます。
クラスがよくなるも、悪くなるも、全て自分の責任。
これは、教員の仕事の楽しい部分ではあるんですが、すごく大変なことだと思います。
(経験を積んで学年主任になると、学年全体を考える学年経営も加わります。)
保護者からの理不尽なクレーム
自分のミスや、至らない部分を指摘されるのは仕方のないことです。
ただ、時には理不尽なクレームを受けることがあります。
私が初任の頃から5年目くらいまでは、モンスターペアレントなんて言葉はなくて、温かい目で見守ってくれる保護者が多かったです。
いつの時期からか、保護者の学校や先生を見る目が厳しくなって、理不尽なクレームが多くなっていった印象です。
保護者から電話や連絡帳でクレームを受けると、精神的にグッと疲れます。
子どもたちのことで苦労するのは仕方ないにしろ、理不尽なクレームで苦しめられることほど辛いもんはないです。
クレームを言ってくる保護者との面談や電話、連絡帳を書くことに時間を取られることも結構あります。
電話が繋がらないとなかなか帰れないし、連絡帳でのやりとりが何日も続くこともあります。
土日を挟んだときには本当に最悪!休みも楽しめません。
管理職が保身に走るタイプの人たちだと、保護者の言い分ばかり聞いて、教員を守ってくれませんしね。
こうやってストレスが溜まっていくんですよね。
最近はSNSやテレビでモンスターペアレントっていう言葉が有名になったけれど、保護者からの理不尽なクレーム対応は本当に本当に大変です。
・1つのクラスを受けもつ責任は本当に重い!
(やりがいはもちろんある!でも大変!)
・理不尽なクレームはストレス!