教員が悩む対応が難しい保護者について分かるよ!
・モンペになりたくない!
・実際にどんな人が教員を悩ませているのか知りたい!
最近は、モンスターペアレントという言葉は一般的になりましたよね。
教員志望者が減っているのは、
- 働く環境がブラック
- 保護者対応が難しい
この2つが最大の原因だと思います。
寝ていても頭の中では仕事のことを考えていることがよくある。保護者に言われた一言が、連絡帳に書かれた一言が、頭から離れない日がよくある。働かされ放題、言われ放題…毎日動悸でバクバクしながら長時間労働をしている…#先生死ぬかも
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) November 25, 2018
保護者からたたかれ、管理職も保護者の味方…全部こっちが悪いことになってる…何にも知らないくせに…ストレスで息ができない。今日もきっと熟睡できない。本当に苦しい。同じような先生たくさんいるはず。 #先生死ぬかも
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) November 26, 2018
年々保護者対応が難しくなっている現実
眠れないほど、土日も楽しめないほど、苦しめられたことは数知れず…!
退職して1番変わったことは、朝まで1回も起きずに寝られるようになったことです。
13年間の教員生活の中で、年々、保護者対応が難しくなったことは、痛いほど実感しました。
自分の不注意や失敗でクレームがくるのは仕方ないです。
理不尽なクレームを言ってくるのが、モンスターペアレントです。
(この記事は、あくまでも理不尽なクレームを想定して書いています!)
勤務校の先生あるある〜〜〜
保護者からのクレームが何よりもこわい。保護者様第一。お客様。ほぼ言いなりになっている。管理職は子どもの未来や成長よりも保護者のご機嫌ばかりとりがち。— むらさき (@sakiteacher56) January 25, 2020
学校側も「できないことはできない!」とハッキリ言えばいい。
でも、それをしないがために、学校への要求は増すばかりです。
モンスターペアレントって、本当にいますよ…!
こんなクレームがあるよ…
- 雨が降りそうなのになんで運動会をやったんだ!
- なんでうちのが挙手をしても指名してくれないんだ!
- 学校に監視カメラをつけろ!
- 学校ブログをもっと頻繁に更新しろ!
- 学校ブログの写真の撮り方が下手くそ!
- 通知表の他に、うちの子だけもっと詳しい通知表を作ってくれ!など…
初任から3年目くらいまでは、保護者対応が難しいと思ったことはほとんどありませんでした。
いい時代だったな〜…
ちょっとくらい嫌なことは、もちろんありましたが…眠れないほどつらいなんてことはありませんでした。
長文のクレームを連絡帳に書いてくる
朝は疲れた体にムチを打って、
「1日頑張ろう!」
という気持ちで子どもたちを迎えます。
そんなときに長文のクレームが書かれた連絡帳を見ると、一気に気分が落ち込みました。
電話で話せばなんてことないことでも、文章だとキツく伝わるんですよね…
さらに、
長文のクレームの連絡帳がくると…
- 返事を書くための時間を確保しないといけない。
- 管理職に報告しなきゃいけない。
- 子どもに事実確認をしなくてはいけない。
連絡帳がきたことで、1日のスケジュールがガラッと変わってしまうんです。
教員は分刻みで行動しているので、まとまった時間を確保するのが至難の技です。
なんと言っても、トイレに行く暇もないくらいですから…
急いで下手なこと書いてこじらせてもいけないし、意図したことがうまく伝わらずにこじらせる場合もある…
結局は、謝りの文章を短めに書いて、放課後電話することになります。
放課後までずっとブルーな気持ちを抱えて、1日を過ごさないといけないんですよね。
子どもたちと遊んでても、授業をしてても、連絡帳に書かれた言葉が、ふと頭をよぎります…
放課後も連絡がつかないこともしばしば…
着信や留守電を残しておいて帰るわけにはいかないので、残業決定です。
どうしても連絡がつかない場合は帰りますが、ブルーな気持ちを家に持ち帰ることになります。
連絡帳で長文のクレームがくると、本当に憂鬱になりました。
管理職に直接クレームを伝える
これは本当にキツイです。
担任と保護者って、短くても1年間は続く関係です。
ある程度いい関係が作れないと、お互いつらいですよね。
もちろん、担任の対応が酷くて管理職にということなら仕方ないと思いますが、
「え?そんなことで?」
ってことで直接管理職にクレーム言われちゃうと、担任としては対応しづらいです。
しかも、精神的ダメージが大!!!
「そんな風に思われていたんだ…」
「なんで直接いってくれなかったんだろう…」
「そんなに私って話しにくいかな…」
こんな気持ちがグルグルと頭を支配します泣
最近の管理職は、残念ながら保身に一生懸命な人が多いです。
Twitterでも話題になっているほど…
先日、年休を取ったら保護者からクレームが入った。1ヶ月前から学年に伝えて、自習課題も用意した。私の人生においてとても重要な日だった。
管理職から「自分のことを優先するな生徒を第1に考えろ」と叱責された。
体調が悪い以外で年休を使うなんてありえないんだって。
— 春*教員2年目 (@sinmaikyouin) January 25, 2020
直接話さないと伝えたいことが伝わりづらいし、誤解が生じることもあります。
解決したとしても、気まずい関係になってしまいますね。
世の中は失敗に寛容ではなくなり、学校現場にも管理職が保護者からのクレームを極度に怖れているところがある。ひと昔前と違って、子どもを育てること以上にクレームを回避することを優先する決定がはびこるようになった。学校教育としては本末転倒もはなはだしいが、もうもとには戻らないだろう。
— 堀 裕 嗣 (@kotonoha1966) September 16, 2019
他の教員と比べてクレームを言う
やっぱり、比べられるのってつらいです。
「○○先生がよかった。」
「○○先生ならやってくれたのに…」
子どもが言うのは仕方ないですが、まあ、それでも傷つきますよ泣
でも、驚くことに、保護者でも言う人いるんです。
前年度すごく人気の先生や、過剰に面倒見のいい先生が担任だと、比べてクレームを言われる場合がありますね。
何がつらいって、こんな風に言われても、1年間は関わっていかなければいけないってことなんです。
お店のお客さんなら、クレーム言われてもその場限りだと思いますが、教員と保護者の関係はそうはいきません。
心がむしばまれていきますよね…
まとめ
今回は、対応が難しい保護者についてまとめました。
最近は、電話や連絡帳だけでなく、学校に怒鳴り込んでくる人や、高圧的な態度で脅しに近いことをしてくる人もいます。
数としては少ないですが、実際に何件か見てきました。
そんなことがあってもケロッとしている心臓に毛の生えた先生もいましたが、ほとんどの先生は心を痛めていました。
言い方や伝え方を変えるだけでも、相手に伝わる印象は大きく変わります。
教員も保護者も、相手にどう伝わるのかを意識して行動しなきゃいけないですよね。
子どものためを思うなら、やっぱり保護者と教員はギクシャクした関係になりたくないですから…!