「すぐにできる体育の授業の小さなコツ」が分かるよ!
「体育の授業が苦手…!」
「体育の授業ってどうやればいいの?」
そう思ったことはありませんんか?私もそうでした。
楽しくできる活動を入れる!
体育の授業は子どもたちから人気です。
体育の時間を楽しみに登校してくる子もいるくらい。
ただ、体育が苦手な子もいるんですよね…。
体育が楽しみでウキウキしている子が多いと、つい教員も
「みんな楽しそうだな〜!!」
と、浮かれた気分になりますが、
体育が苦手な子がいるということも忘れてはいけません。
苦手な子も少しでも
「楽しい!」
と思えるように、工夫しましょう。
苦手な子も体育を楽しくできる工夫
- ジャンケンをうまく使う。
- 鬼ごっこ系を入れる。
- ハンデをつくって競える場面をつくる。
【ミッションじゃんけん】
・ミッションを決める。
・先生対子どもでジャンケンする。
・ミッションを終えて戻ってくる。
体育のウォームアップにおすすめ!
学期始めは、戻ってきて番号順に並ぶなど アレンジする。ドリブルなど球技にも応用可能!#三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 4, 2020
この「ミッションじゃんけん」は簡単にできるし、盛り上がるので
導入に最適!
単元に合わせて応用も可能です。
説明は極力短く!
体育の授業を見ていると、
「説明ばかりでなかなか体を動かさないな〜」
って授業がよくあります。
とはいえ、年度当初や単元の始めは説明が長くなってしまいますよね。
そんなときは工夫が必要です。
説明を極力短くする工夫
- ホワイトボードや画用紙に図を描いて説明する。
- 教室であらかじめ説明しておく。
- カラーコーンやケンステップ、ビブスなどを使って分かりやすい場づくりをする。
口頭で説明しようとすると、どうしても話が長くなりがちです。
図に描いて示したり、各班に渡しておけば、
自分たちで確認して動けます。
小学校では、分かりやすい場づくりも大切です。
「あそこに〜」「あの辺から〜」
と言っても曖昧なので、子どもたちは混乱しますよね。
「赤のコーンは1班、青は2班、黄色は3班、緑は4班」
など、小物を有効に使いましょう。
慣れてくれば、「赤=1班」というように子どもたちの中でも
定着して自分たちで動けるようになります。
小学校は基本的に担任が多くの教科を教えます。
体育の前の時間を少し早く切り上げて、教室で説明しちゃうのも
ひとつの手です。
そういのダメ!っていう先生もいますがね…
時間の調整がつくのが、教科担当でない小学校のメリットですよね!
汗びっしょりになるくらいの運動量を確保する!
「説明は極力短く!」というのは、結局は運動量を確保するためにも大切なんですよね。
小学校の授業時間は基本的に45分です。
45分の中で、どれだけ運動量を確保できるかがカギです。
準備や片付けもありますので、運動量を確保する工夫する必要があります。
人数が多く、運動器具が少ない学校では順番待ちの時間も長くなってしまいますよね。
学校は予算が少なく、運動器具が揃っていないことも多いです。
苦しいですよね…。
工夫がなければ、必然的に運動量は激減してしまいます。
運動量を確保する工夫
- 準備運動で鬼ごっこ系を取り入れる。
- サーキットトレーニング的な場をつくる。
- 走る活動のグループ、運動器具を使うグループに分けてローテーションする。(運動器具が少ない場合)
- 説明の時間を極力短くする。
授業の流れをシステム化する!
簡単なシステム化の例
- 準備体操(体育係に任せる)
- ウォーミングアップ(鬼ごっこ系)
- 説明
- 単元の練習
- 片付け
- 振り返り
- 解散
大体、体育の授業ってこんな感じですよね汗
ただ、この流れ!と決めたら、流れをあまり崩さないことが望ましいです。
子どもたちも流れを覚えて、余分な時間が少なくなります。
最近は、準備体操はしなくてもよいという人もいますが、
教員がラインを引いたり、器具を用意しないといけない場合、
準備体操の時間がないときついんですよね。
前のクラスが運動器具をそのままにしていてくれた場合は、
いきなりウォーミングアップでもいいですね。
ボール運動など、グループで行う単元のときは、
作戦タイムなども加わります。
他には、外に出たら(体育館に行ったら)すぐに
- 準備体操→3分走る
- 準備体操→3分間縄跳び
など、年度当初に決めてしまってもいいですね!
まとめ
【すぐにできる!体育の授業で使える小さなコツ】はいかがでしたか?
私は、中学校で教育実習、高校で体育の臨任をした経験がありますが、
小学校の体育は全然違いました。
場の工夫をしたり、ルールを工夫したりなど、
「楽しませる」ということが必要なんだということを実感しました。
楽しませながら、本来の体育の目的である運動量も確保しなきゃいけない…
もちろん、運動の技能や思考も…
かなり難しいですよね…!
少しでも、
「体育って楽しい!」
と、子どもたちも先生たちも思えるといいですね♪
【体育の授業で大切にしたいこと】
・苦手な子も楽しいと思える活動を入れる。
・説明は短く。
・汗びっしょりになるくらいの運動量。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 9, 2020