私は、2019年3月31日に、13年間務めた小学校の教員を退職しました。
予備校に通ってまでやっと教員になったのに……
教員採用試験に受かったときは、あんなに嬉しかったのに……
教員になったときは、絶対定年まで働くって思ってたのに……
2〜3年前までは退職するなんてこれっぽっちも考えてなかった私が、なぜ小学校の教員を退職したのかお話しします。
いや、もちろん、
「辞めたい〜!」
と思うことは何回もありましたが、まさか本当に退職するとは…
3月末で退職することにしました。
正規で13年、歯を食いしばって休まず頑張ってきました。ただ、今は少し離れたいです。
教師の仕事は魅力的な仕事です。またいずれ、自分の中の情熱が戻ってきたら、教師として働きたいです。#教員 #退職
— 元小学校教員りょうこ (@ryooookoo) March 17, 2019
教員を退職した理由
退職した理由は、
- 働いていた自治体の教育方針、働き方に疑問があったから
- 家族との時間を作りたかったから
- 燃え尽き症候群のような状況になったから
大きく分けて、この3つです。
この3つの理由について、詳しくお話しします。
①働いていた自治体の教育方針、働き方に疑問があった
私は、教員採用試験に受かってから、A市に採用されました。
ただ、3年間、A市で勤務した後、結婚を機に泣く泣くB市に異動することに……
A市は、出身地の雰囲気に近く、のびのびと楽しく働いていたな〜。もちろん、大変なことはあったけれど、
「先生になってよかった!」
って思いながら働いていました。
B市に異動することになったけれど、
「同じ県内だし、そんなに変わらないよね。」
そんな風に思っていた私が大間違いでした!B市で配属された学校は大荒れ。
当時は教員全員がトラシーバーを持たされる状態。
A市で3年間やってきたことが、何にも通用しませんでした。
そして、学年主任がいて、管理職の管理がきつい。常に見張られながら働いているような窮屈な雰囲気……
A市とのあまりの違いに、3か月続かないかと思いました泣
転任してすぐの4月は、何日も休みましたね……
辛くて辛くて、何回も辞めたいと思いました。
でも、やっと教員採用試験に受かった私は、簡単に辞めることはできませんでした。
なんだかんだB市で働くこと10年……
心のこもった所見を書きたくても、一言一句管理職に直される。なぜいけないのか、わからないまま訂正する。いつからこんな定型文みたいな所見が良しとされるようになったんだろう。機会的な仕事に、熱意もやる気も感じられなくなってきた。#教員 #辞めたい
— りょうこ (@ryooookoo) February 13, 2019
(機械的の字が間違っていますね汗)
最近の自分は心のこもった教育ができてなかったなぁと、反省している。決められたことをこなすことで精一杯。機械的な仕事をするようになって、楽しくなくなった。自分で考えられなくなって、つまらなくなった。情熱や使命感がなくなったらダメだよね…
— りょうこ (@ryooookoo) March 17, 2019
10年経ってもB市の教育方針や働き方に違和感を消し去ることができず、
「うん、辞めよう!」
と、決めました。
教員は地域密着の仕事なので、働く自治体を好きになれないととってもキツい!
②家族との時間を作りたかった
教員になってからは、朝6時台に家を出て、12時間以上学校にいる生活を送ってました。
私には、可愛い可愛い愛犬がいるので、とにかく毎日留守番させているのが辛かったです……
ストレスがたまる→買い物で発散→部屋が散らかる→さらにストレスがたまる
こんな悪循環ができあがってて、余計にストレスが溜まっていきました。
夫の転勤を機に、
「もっと家族のために時間を使いたい」
と、退職することばかりを考えるようになりましたね。
愛犬も夫も、私が働いていることにひと言も文句を言いませんでしたが、
「うん、辞めよう!」
と、決めました。
今の教員の働く環境は最悪。家族との時間がなかなか取れない!
③燃え尽き症候群のような状況になった
採用されてから、ずっと担任をもってきました。学年は
2,1,2,1,5,6,2,4,5,6,4,6,2
採用5年目以降からは高学年をもつことが増え、7年目からは学年主任をやってました。
ある程度経験を積んで小さい子どもがいない人って、高学年の担任をやらされやすいんです。
小さい子どもがいると高学年をもてない仕事量だってこと自体がおかしいですよね。
もちろん、どの学年が楽っていうのはないですが、やっぱり高学年の担任って仕事量も多く、気遣いが半端なく必要です。
本をたくさん買って読んで、研修にも参加して、とにかくガムシャラに働いて……
そんな頑張ってる自分が好きでした。
同僚にも恵まれ、大変ながら楽しく頑張ってました。
……でも、だんだん苦しくなりました。
- 夜中に何回も目が覚める。
- 夢に保護者が出てくる。
- 夢でも仕事をしている。
- 休みの日も仕事のことしか考えられなくなる。
- 休み明けが辛くて落ち込みまくる。
- 家を出るときに火事にならないか心配で、コンセントを抜いた証拠写真を100枚くらい撮る。
こんな症状が出てきました。
当時の私はこんなツイートをしています↓
保護者からたたかれ、管理職も保護者の味方…全部こっちが悪いことになってる…何にも知らないくせに…ストレスで息ができない。今日もきっと熟睡できない。本当に苦しい。同じような先生たくさんいるはず。 #先生死ぬかも
— りょうこ (@ryooookoo) November 26, 2018
毎日、本当に苦しかったです……
教員の中では療養休暇をとる人も多いですが、私は幸い仕事を辞められる環境だったし、中途半端なのも嫌だったので、
「うん、辞めよう。」
と、決めました。
頑張りすぎると、心にも身体にも悪影響が……
まとめ
・働いていた自治体の教育方針、働き方に疑問があったから
→自治体によって、教育方針や働き方にかなり差がある!
(これから教師を目指す人には特に声を大きくして伝えたいです)
・家族との時間を作りたかったから
→教員の働き方を変えていかないとなり手がいなくなる!
・燃え尽き症候群のような状況になったから
→頑張りすぎはある日心がポキっと折れてしまう!
以上、私が退職を決意した3つの理由でした!
長年お疲れさまでした。
よく踏ん切りがつきましたね!
勇気にエールを送ります。
これからも躰に気をつけてエンジョイしてください!
ゆめたんママさん
コメントありがとうございます!
せっかく辞めたんだから、エンジョイしながら
前進しなきゃですよね♪
ありがとうございます!
長年の教員生活お疲れさまでした。
私も、来月退職予定です。定年退職後、再任用してましたが、病気になりました。40年近く教員生活してました。タイムカードもなく、早く出勤しても、残業しても勤務時間は定刻扱いの職場でしたので、お気持ち大変よくわかります。これからの人生は、あなたのために過ごしてください。
Aiboさん
コメントありがとうございます!そして、長年大変お疲れ様でした…!定年まで働かれて、再任用まで…本当に尊敬します。来月ご退職とのこと、ゆっくりと長年のお疲れを癒しながら、今までやりたくてもできなかったことを思う存分やってくださいね!楽しく穏やかな日々が過ごせますように…。読んでいただきありがとうございます!