小学校教員の仕事の魅力は?
私が考える、小学校教員の仕事の魅力は
- 子どもの成長を間近で感じることができる
- 子どもの成長に何らかの形で携わることができる
です。
教員の仕事は、子どもたちの成長を見守り、子どもたちの成長を促す仕事です。
そこには大変なこともいっぱいあるけれど、楽しいことや嬉しいこともたくさんあります。
本来は子どもと密着に関わる仕事なんだから、楽しくなきゃいけない仕事なんですよね。
いつもイライラしてる先生や、怖い先生って嫌ですもん。
ただ最近は、教員の仕事に対するマイナス面がクローズアップされることが多いです。
大変な上に、マイナス面がいっぱいある仕事なんて、誰もがその仕事に就くことを躊躇しちゃいますよね。
今回は、小学校教員の仕事で私が経験した、楽しかったこと、嬉しかったことをお伝えします!
これから小学校教員になる人、目指したい人が、不安だけでなく少しでも希望がもてたら嬉しいです♪
教員の仕事で楽しかったこと
毎日が発見の連続!
子どもたちと接している毎日は、発見がいっぱい!
「この子、こんなによく笑うんだな」「この子、こんなにおもしろいんだな」
「字を丁寧に書くようになったな」「今日は元気そうだな」etc……
子どもたちの変化には終わりがないので、毎日新しいことが発見できて刺激的でした。
教員の仕事は、毎日同じことの繰り返しということがない仕事です。
子どもならではの発想にビックリ!
教員は子どもと一緒にいる仕事です。子どもならではの発想や感性に触れるのはとても楽しいことです。
子どもたちは、授業中や休み時間、大人では思いつかないようなことをたくさん思いつきます。
授業中、想定した答えと違う答えが返ってくることがよくあります。ちょっと焦ると共に、
「子どもってすごいなあー!」
と、感心させられました。
何かを作ったり、描いたりするときも、大人では考えつかないような色合わせや発想に驚くことがありました。
外で遊ぶときや体育の時間など、子どもたちの考えたルールの方がずっと楽しくなったこともありました。
子どもの発想や感性に日々触れることができるのは、教員の仕事の魅力だと思います。
個から集団への変化を実感できる!
小学校の教員は、ほとんどの人が担任をもちます。
苦労も多いけれど、バラバラだった子どもたちが、1つのクラスの集団になっていくのを見ることができるのはとても楽しいです。
学級経営で大変な思いをしながらもクラスがまとまっていくのは、担任としてこれほど充実感を得られることはないです。
「クラス替えしたくないな」「また来年も先生のクラスがいいな」
「今までのクラスで一番楽しかった!」「先生の授業分かりやすい!」
こんな声を聞くことができるのは、教員ならではですよね!
教員の仕事で嬉しかったこと
子どもの成長を感じたこと
教員の仕事の魅力は、やはり
「子どもの成長を感じることができる」
に尽きると思います。
休みがちだった子が学校に少しずつ来られるようになったり、問題行動ばかりだった子が少し周りのことを考えるようになったり……
1歩進んで2歩下がるときもたくさんあるけれど、一筋縄ではいかないからこそ、子どもの小さな小さな成長を感じられときは嬉しいですね。
人を成長に導くというのは大変な分、喜びは大きいです。
子どもと一緒に自分も成長できる仕事です。
教員のチームワークが子どもに伝わったこと
数年前。「とても大変」と言われる学年をもちました。
話は聞かない、問題ばかり起きる、喧嘩も多い……
初めはいろんなことが起こりまくって、途方に暮れました。あっちこっちで子どもがギャーギャー泣いて、取っ組み合いのケンカを始めて、勝手に家に帰っちゃう子もいて……汗
ただ、学年を組んだ若い先生たちと一緒に、すごくいいチームワークで学年経営を進めることができました。
「この子たちは絶対によくなるって思って毎日を過ごそう」
と、学年の先生たちと一生懸命子どもたちと向き合いました。
大丈夫!絶対によくなる!って書いたポスターを作って、イラストも描いて、廊下にバーンと貼ってましたよ笑
もちろん簡単にうまくいったわけではなかったです。
でも、この年は日を追うごとに、行事を乗り切るたびに、子どもたちがよくなっていくのを感じました。
子どもたちが私たちのことを信頼し、ついてきてくれるのを感じましたよ〜。
子どもたちから、
「先生たち仲良いね!」「僕たち成長したよ!」
「今年はとっても楽しいよ!」「伝説の先生たちだ!」
と言われるようになり、こんなに嬉しかったことはありませんでした。
教員のチームワークは子どもたちにも伝わります。
こういう経験ができたのは、とても幸せでした。この年は本当に大変だったけれど、学校に行きたくないな〜と感じることは不思議とありませんでしたね!
職場が離れてしまった今でも、このとき一緒に学年を組んだ先生とは仲良しです。
離れてもつながっていられること
卒業したり、転勤したりして、子どもたちとは出会いと別れの繰り返しです。
今まで多くの子どもたちと出会い、別れを繰り返してきましたが、会えなくなっても手紙や連絡をくれる子がいます。
毎年誕生日や私が辛そうなときに温かいメッセージやプレゼントを送ってくれるAちゃん(お母さんからも)、
いまだに何年かに1回のペースだけど会って楽しい時間を過ごせるSちゃん(お母さんも一緒に)、
私が退職することを知ったときに「いつか必ず先生の仕事に戻ってください」とハガキをくれたTくん。
離れてしまっても、気持ちを向けてくれるのが本当に嬉しいです。
ずっと大切にしたい、温かいつながりですね!
まとめ
教員は子どもたちの成長を間近で見られる仕事
子どもの成長に何らかの形で携わることができる仕事
人と人とのつながりを感じられ、楽しいことも嬉しこともいっぱいある!!