今回は、自治体(○○市とか○○町)によって教員の働き方は違うの?パート2です!
パート1はこちら。
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具体的にどんな違いがあるの?(続き)
パート1では、
・教務主任や学年主任がいるか、いないか。
・校務分掌は校長が決めるか、教員たちで決めるか。
について、お話ししました。
今回は、
・給食集金や学年費(教材費)集金は現金で集めるか、引き落としか。
・2期制か、3学期制か。
・研究会に強制参加か、自由参加か。
・給食は自校給食か、給食センターか。
について、お話しします。
給食集金や学年費(教材費)集金は現金で集めるか、引き落としか
学校では、集金作業があります。これが、現金集金だとかなり大変。
私が知っているのは、3パターンです。
①両方とも現金集金、担任が数える。
②給食集金だけ引き落とし、学年費(教材費)集金は担任が数える。
③給食集金は担当する保護者が数える、学年費(教材費)集金は担任が数える。
①両方とも現金集金、担任が数える
これ、かなり大変です。
給食費に関しては、臨時休校や学級閉鎖があったときには日割り勘定になるので、とってもめんどくさい!
学年費(教材費)も毎回ピッタリとはいかないので、小銭ジャラジャラ。
集金の日は、職員室ではお金をバラまく音がよく聞こえてきます……
②給食集金だけ引き落とし、学年費(教材費)集金は担任が数える
給食集金が引き落としなだけでも随分救われます。
それでも、学年費(教材費)集金の日は小銭ジャラジャラ。
③給食集金は担当する保護者が数える、学年費(教材費)集金は担任が数える
これ!最初、ビックリしました。
給食集金日に、担当の保護者が学校に来て、集金作業をするんです。
保護者全員が輪番の学校もあれば、1年間同じ保護者が担当する学校もありました。
滞納を防ぐために、こういうシステムになったらしいです……
見せしめ的な……
うーん、ちょっと辛いですよね。
引き落としなのか、現金なのかでだいぶ業務量が変わってきます!
2期制か、3学期制か
最近は、2期制の学校が増えてきましたよね。
私は、正式採用になってからは3学期制の学校でしか働いたことがありません。
ちゃんと比べることができないのですが、大きな違いは通知表の回数です。
2期制は2回。
3学期制は3回。
ただ、2回の方が一概に楽とも言い切れないんですよ。
というのも、通知表の回数が少ない分、面談をやるって学校が多いので。
2期制は夏休みが短い分、秋休みがあるようですね。
でも、最近は3学期制の学校も夏休みが短くなっていますね。
2期制か、3学期制かは、運動会の時期にも関わってくると思います。
以前は、2期制の学校は春運動会、3学期制の学校は秋運動会が多かったです。
ただ、最近は秋でも暑いので、修学旅行や遠足の時期をずらして春に運動会をやる学校が多いですよね。
どちらがいいのかは簡単には判断できませんが、
途中で変わったり、転任して今までと変わったとなると、慣れるまでに時間がかかりそうな部分ではあります。
研究会に強制参加か、自由参加か
教員が集まって、教科の指導法や児童指導について話し合って学ぶ場が研究会。
私が正式採用になって経験したA市とB市では、研究会の参加の仕方に大きな違いがありました。
A市→研究会には自由参加
B市→研究会に強制参加
A市は、入りたい教科の研究会を選んで入ることができます。入りたくなければ入らなくてもOKでした。
研究会に入っている人は、その教科に対してモチベーションが高く、有意義な研究会でした。
B市は、研究会には強制参加です。校務分掌で教科をもっている人は、その教科に参加しなければいけません。
前回お伝えした通り、B市は校長が校務分掌を決めるので、当然、興味のある教科の担当でない場合が多いです。
みんな研究会に対してモチベーションが低く、年休(有給)をとる人もいました。あんまり意味のある研究会とはいえませんでしたね……。
研究会1つにしたって、こんなに違うんです。
給食は自校給食か、給食センターか
自校給食だと、栄養士さんが学校にいるので栄養指導を熱心にやってくれたり、子どもたちのリクエストを聞いてくれたりします。
お昼の時間になると給食のいい匂いがしてくるのは、自校給食ならではと思います。
まとめ
以上、2回に分けて、自治体によっての違いをお話ししました。
同じ県内でもこんなに違うんだから、都道府県をまたいだら、もっと違うんでしょうね……!
恐ろしい……
教員は地域密着の仕事です。楽か大変かだけではなく、
「ここ好きだな!」
と思える地域で働くってことは、とっても大事だと思います。
とは言え、なかなか自分の出身地や好きな地域で働くって難しいですよね……
私もA市に戻りたいと思いつつ、B市で10年働きました……
地域によってこんなに違いがなければいいのにっ!!ってずっと思ってました。
もし、これから教員を目指す方は参考にしていただけると嬉しいです。
自治体によって、働き方やシステムに大きな違いがある。自分が「好きだな」と思える地域で働けると◎