「学級開きってなに?どんなことすればいいの?」の疑問が解決するよ!
・4月から教員になる!
・あらかじめ準備をしておきたい!
・教員がどのように学級をスタートしているか知りたい!
学級経営は最初が肝心です。
黄金の3日間という言葉もあるほどです。
学級のスタートをどう切るかで、その後の学級経営に大きく影響しますよ!
「学級開きとは?」
と聞かれたら、私なら
と答えます。(だいぶカッコよく書きました!)
具体的に書きますね!
担任がどんな人か伝える
4月はみんな不安です。
新しいクラス、新しい学年、新しい担任、新しい友だち、新しい教室…
新しいものずくめなんです!
だから、最初の自己紹介はとても大切。
「この先生楽しいことしてくれそうだな…!」
「なんか頑張れそうだな…!」
「この1年楽しみだな…!」
そんな思いを子どもたちがもてるように、自分を知ってもらう必要があります。
私は、受け持つ学年によって自己紹介の仕方を変えていました。
基本的には…
- 1〜3年生…パペットを使って
- 4〜6年生…iPadで絵を描いて、それをテレビに映し出して
4年生でもパペットを使ったことあります。
学年の実態によって、臨機応変に工夫していました。
準備が必要だし、時間もかかるけど、
「最初が肝心!!」
ということをとにかく自分に言い聞かせてやっていましたね。
パペットを使うのはなんだか恥ずかしいけれど、1、2年生には効果抜群です!
(ブリブリの声は出さないタイプです💦)
パペットは次の日からモミクチャになるほどの人気者♪
中学年になるとちょっと手を加えて、
ボイスレコーダーに事前に声を録音したものを流しながら、パペットを動かすなんてことをやっていました。
腹話術的な感じになるので、中学年でもちょっと驚いてくれます。
先生によってキャラもあるので、
自分も楽しみながら自分らしさが出ることをやるのがいいと思います😊
自分の得意をこれでもか!というほど利用しましょ✨
教員=『臨機応変に』が求められすぎる…!#教員 #元教員 #新採用 #ブログ仲間募集中 #イラスト好きと繋がりたい pic.twitter.com/vaLNiwGkZj
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) March 9, 2020
どんなクラスを目指すのか伝える
子どもたちの成長を支えるのが教員の仕事。
1年後、子どもたちにどんな姿になって欲しいか
を明確にしておく必要があります。
例えば…
- 「ありがとう」が飛び交うクラス
- 困っている人に優しくできるクラス
- 「成長したね」と言われるクラス
- みんなで学び合えるクラス
- 間違えを笑わないクラス など…
明確にしたうえで、子どもたちをそこに導かなければいけません。
担任には強烈なリーダーシップが求められます。
担任の考えがブレると、
「あ、この先生大したことないな。」
「チョロいちょろい!」
と、敏感に感じた子どもたちが、学級をひっかき回すことにつながるんです。
学級開きでは、担任がどんな学級を目指すのかを、子どもたちに分かりやすく伝えましょう。
担任の考えを伝えたうえで、学級目標を子どもたちと一緒に作るという流れです。
どんなことを大切にして欲しいか伝える
目指す学級像を伝えた後は、そのためにどんなことを大切にして欲しいのかを伝えます。
ゴールだけ示しても、その方法を示さなければ、子どもたちはどうすればよいのか分かりません。
大切にして欲しいことをなるべく具体的に…
- 話を聴く
- 挨拶をする
- たくさん遊ぶ
- みんなで学ぶ
- 自分らしさを大切にする
- 友だちを大切にする など
これはあくまでも例です。
他にもたくさんあるとは思いますが、その学年や児童の実態に合わせて考えます。
たくさんありすぎても子どもたちの印象に残らないので、厳選することも必要です。
どんなことは許せないのかを伝える
楽しく、おおらかに毎日を過ごせるのが1番です。
ただ、学級を受け持つと本当に毎日いろいろなことが起きます。
担任として
ということを明確にして、毅然とした態度で子どもたちに伝えなければいけません。
ここもブレてはいけないポイントです。
「楽しそうな先生だな♪」
と思わせると同時に、
「この先生はこういうことをすると許さないんだな。」
と、理解させることが絶対に必要です。
こんなことは許せない!(例)
- いじめ
- 命に関わるような危ないこと
- 同じことを何回も注意させること など
新年度が始まってすぐは、まだ子どもたちも緊張しています。
この時期に、担任として許せないことを真剣に伝えておくことが最も大切です。
子どもたちがクラスの雰囲気に慣れた1ヶ月後じゃダメなんです。
これができないと、緩んだ雰囲気から学級崩壊につながる可能性が高くなります。
そのくらい危機感を持たなければいけないのが、教員の仕事です。
クラスのシステムを伝える
システムというと難しく聞こえますが…
主に給食、掃除、係活動のやり方ですね✨
給食や掃除に関しては、学校や学年によってやり方が違うので、学年の先生によく聞いてください。
給食はおかわりの仕方や片付けるタイミングなど、
最初に伝えないと子どもたちが混乱して大変なことになります。
掃除も机の上げ下げから、ほうきではく方向など、細かいことも伝えなければいけません。
私が初任のときは、給食や掃除のやり方は学年集会で他の先生が伝えてくれました。
まとめ
・担任がどんな人か伝える
・どんなクラスを目指すのか伝える
・どんなことを大切にして欲しいか伝える
・どんなことは許せないのかを伝える
・クラスのシステムを伝える
今日は、学級開きについて書きました。
こんな偉そうなことを書いている私ですが、初任から3年間は大した準備もせず、のほほんと新学期を迎えていました。
私の学級開きの意識が変わったのは、児童指導が大変な学校に転勤したのがきっかけです。
という恐怖感をもつようになりました。
そこから、学級開きを大切にするようになりましたね…。
でも、残念ながら、学級開きをしっかりすれば、
「1年間何事もなく過ごせる!」
という訳ではありません。
どんな学級でも問題は起きるし、壁にぶち当たります。
ただ、学級がスタートするときに担任が学級の道しるべを示し、
「この学級のリーダーは先生だよ!」
「先生も含めてみんなで学級を作っていくんだよ!」
「先生はみんなが成長することを何よりも願っているんだよ!」
ということを理解させることが何よりも大切です。
何か問題があったときに、そこに立ち戻れるからです。
だから、教員は学級開きで子どもたちに伝えたことを、ブレずに伝え続ける必要があります。
大変ですが、学級を0から作っていくのは、教員の仕事の最も楽しい部分でもあります。
子どもたちが1年を終えるときに、
「このクラスでよかった〜!」
「1年間楽しかった〜!」
と思えるような学級を、子どもたちと一緒に作ってくだいね♪