年末にTwitterでおもしろいツイートが流れてきました。
【三行教育技術、募集!】みんなの教育技術編集部では、「三行程度で説明できる」小さな教育技術をTwitterで募集しています。技の名前と三行程度の説明書きに #三行教育技術 をつけてつぶやき、全国の先生とシェアしましょう! 詳しくはこちら→https://t.co/XfM8GQRtBp pic.twitter.com/iIQpWzVvBg
— 小学館『教育技術』編集部 (@kyoikugijutsu) January 13, 2020
こういうのって、とってもありがたいですよね!
たくさんの技術が紹介されていて、
「なるほどな〜」
と思うことがたくさんありました!
すぐにでもマネできる技術を、さくっと教えてもらえる。初任研よりも役に立つんじゃないかな!?
クリックできるもくじ
教員は小さな技を使いまくってる!
ベテランの先生たちってすごいですよ。
私は、20代の頃、早くベテランになりたくてしかたなかったです。
なぜなら、ベテランの先生たちって、サラッと子どもたちを指導して、
子どもたちが嬉しそうにしている印象が強かったから。
自分は必死になってガムシャラさが暑苦しくて、その点ベテランの先生はさりげなくてかっこよかったんですよね〜。
自分もいずれ、あんな風にサラッと、でも、ビシッと指導できるようになりたいなあ〜
と、よく思ったものです。
今考えると、先生たちって、小さな技を使いこなして子どもたちを指導しているんですよね。
どのように小さな技を身につけたかは人それぞれですが、
先輩に教わったり、苦労する中で自分で見つけたり、してきたんだと思います。
もっておくと便利な道具編
低学年の担任は持っておくと便利
・保存袋ミニ(抜けた歯を入れて渡す)
・ ひも通し(体操服のズボンのひもがよく抜ける)
・絵心#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 28, 2019
意外に「いいね!」の数が1番多かったのがこれ!
絵心は買えないですが、簡単な絵でいいんですよ〜。
私も複雑な絵は描けませんが、子どもたちはちょこっとイラストがあるだけで
本当に喜んでくれます!
【低学年の教室に置いておきたいもの】
・ハンガー(雨の日はカッパや靴下を干すのに便利)
・パペット(休み時間はもちろん道徳の授業でも使える)
・レジャーシート(生活科や体育で校庭に出た時の荷物置き場)#三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 13, 2020
パペットはうまく使えば、クラスのキャラクター的な存在になってくれます。
研究授業を見に行ったり、出張に出るときなど、
自分が教室を空けるときに、パペットを教室のちょっと高いところに置いて、
「○○がみんなの様子見ててくれるからね」
なんて伝えておくのもいいですね!
【高学年をもったときにおすすめ】
・テーマ曲を決める(子どもたちの雰囲気に合ったもの)
・道徳、運動会、宿泊学習などでテーマ曲を使う。
・卒業式で歌う。又は流す。
思い出の曲になります。#三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 19, 2020
高学年になると、卒業式が身近になってきます。
最高の卒業式を迎えるために、逆算していろいろな手立てを打つことが
大切ですね。
【肌が弱い教員は持っておくと便利】
・チョークホルダー(ないよりマシ)
・軍手(土や石灰に対応)
・uvカットのアンダーシャツ(日焼けハンパない)#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 1, 2020
肌が弱い人にとって、学校の環境って本当に過酷!
避けることはできないものばかりなので、自分を守るために小道具が必要です……。
児童指導編
【口げんかの仲裁で有効な言葉3選】
・なるほど、〜が嫌だったんだね。
・○○の言ってることよく分かるよ。
・2人ともそんなに悪いことしてないと思うんだけど、先生は。
受け入れるべきところは受け入れてから、指導すべきところを指導する。
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 29, 2019
とても荒れた困難校に勤めたときに習得した技術です。
まずは共感することが、とても大切だと思いました。
共感することでイライラしている子どもの気持ちが落ち着き、 少しずつ話をしてくれるようになります。
落ち着いてから、指導すべきことはしっかり指導します。
【児童指導で気をつけたいこと】
・決めつけない。
・先入観をもたない。
・現場をおさえる。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 9, 2020
決めつけて、先入観をもってしまって、
「○○がやったんでしょ!?」
っていうのは、1番いけないです。
信頼関係が大切ですからね……!
また、なかなかやったことを認めない子に関しては
現場を抑えるのが1番効果的です。
話し方編
【教員に必要な話し方】
・適度な間
・聴き心地のいい声
・ たまに笑いを取れる#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 30, 2019
教員は「話すこと」が仕事です。
常に多くの人を前に、話さなくてはいけません。
話すのが早すぎても、遅すぎても聞き苦しいです。
口癖も、聞いている方からすると、耳障りですよね。
聞いている側が、いかに心地よいかが大切です。
楽しい話は、子どもたちは大好き!
ときどき笑いが取れるくらいの、話術が必要です♪
ベテラン教員・学年主任に必要編
【ベテランが気をつけたいこと】
・若者に研究授業を押し付けない
・自分の若い時と比べない
・「若者」と言わない
↑で言ってる#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 30, 2019
自分がやられて嫌だったことばかりです笑
だから、自分はやらない!
学年主任の心得
・行事は成長のチャンスと捉える
・ 学年集会は実態把握の場と捉える
・学年の同僚は戦友と捉える#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 28, 2019
学年主任になったら、広い視野をもって指導にあたらないといけません。
【学年開きでおすすめの技】
・大きな画用紙に太い字で自分の名前とイラストを描く。
・クイズの答えになるイラストを紛れ込ませておく。
・担任同士でクイズを出す。→「○○先生の好きな食べ物はなんでしょう?」など。
分かった人は、こっそり答えを教えに来てね!と伝える。#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 6, 2020
着任式の後、学年開きをするときにオススメです!
子どもたちはワクワクしている反面、不安な気持ちを抱えている子もいます。
ちょっと楽しい雰囲気で自己紹介をして、クイズを出しておくと、
子どもたちから新しい担任に話しかけやすくなりますよ!
コミュニケーションを産むために仕掛けは必須です。
【学年集会でやっておきたいこと】
・学年目標の確認(つい目標を立ててそのままになってしまう)
・子どもたちの活動の様子の写真を見せて、ほめまくる。
・担任同士で寸劇。(メッセージ性のあるもの)
「学年集会=つまらないこと」を覆すことができます。#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 6, 2020
学年集会をやるからには、充実したものにしたいですね。
寸劇は子どもたちが大喜び!
毎回は無理だけど、学期に1回くらいはやってました♪
【学年目標を意識するために】
・「○○の記録」と書いた模造紙を廊下に張り出す。
・模造紙によかった姿の写真を貼っていく。
・学年集会で模造紙を見ながらほめる。
○○は学年目標を書きます。 #三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 14, 2020
学年目標や学級目標を立てたのなら、意識して過ごしたいものです。
子どもたちが常に目標を意識するのはなかなか難しいので、
教員がしっかりと目標を意識して、目標に向かわせなければ
いけません。
【学年主任がもっておきたい心得】
・いつでもフォローするよという覚悟。
・よかったことでも困ったことでも話しやすい雰囲気。
・遅くまで仕事しない潔さ。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 13, 2020
学年を組んだら、1年間はかなりの時間を共にすることになります。
学年主任次第で、「働きやすさ」が変わってきます。
学年主任は特に、同僚に気を配ることが必要です。
ミニゲーム・集会編
【学級で盛り上がる簡単ゲーム】
「カメさんゲーム」
・グループから1人ずつ前に出る。
・じゃんけんで勝った子が、黒板に描かれたカメさんを書き順にならって描く。
・ カメさんを最初に完成させたグループが勝ち。
隙間時間に全員参加できておススメ!#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 4, 2020
これは必ず盛り上がります!
子どもたちはミニゲームが大好き♪隙間時間にできるものがオススメです!
【ミッションじゃんけん】
・ミッションを決める。
・先生対子どもでジャンケンする。
・ミッションを終えて戻ってくる。
体育のウォームアップにおすすめ!
学期始めは、戻ってきて番号順に並ぶなど アレンジする。ドリブルなど球技にも応用可能!#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 4, 2020
準備がいらないので、体育のウォームアップに最適!
ルールが単純なのがポイントです。
【男女共に盛り上がるドッジボール】
・各チームとも王様、女王様を決める。
・誰になったか担任だけににこっそり教える。
・王様と女王様を当てたチームの勝ち。
4年生の担任のときにブームになりました✨#三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 10, 2020
普通の「王様ドッジボール」は、男子が王様になりがちです。
そうすると、女子が蚊帳の外に……
みんなで盛り上がるために、子どもたちと考えたのが
「王様・女王様ドッジボール」!
女子もしっかり参加するようになるし、王様が当てられてしまったチームは
なんとなく女子を守る雰囲気が生まれます。
【簡単で盛り上がるバスレク】
・馬の絵を4枚準備する。
・横並びの4人がカードを持ち、ジャンケンで勝ったら前の人にカードを渡す。
・馬が先頭の人まで到達し、ジャンケンで勝った縦列が勝ち!#三行教育技術 pic.twitter.com/5BW4njULGV
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 5, 2020
全員が参加できて、盛り上がるゲームはバスレクに最適!
乗り物酔いする子も笑顔になっちゃう♪
【ウィンクキラーを盛り上げるアレンジ】
・ゾンビキラーという名前にする。
・教室の電気を消す。
・白鍵と黒鍵を適当に混ぜながらお化け屋敷のような音を演出する。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 18, 2020
お楽しみ会などで「ウインクキラー」というレクをよくやると思いますが、
「ゾンビキラー」という名前に変えると子どもたちは大喜び!
教室の電気を消して、お化け屋敷のような音楽を流すと
みんながゾンビのような歩き方をして楽しいです♪
ちょっとした工夫が、クラスレクを盛り上げてくれます!
【集会活動で全体を静かにさせる技】
・大きな拍手「パンパンパン!」
・おもしろ拍手「パン→拍手せず交差だけ→パン」
・小さな拍手「チョンチョンチョン」(人差し指だけで)
何回かやって小さな拍手で終わらせると楽しい雰囲気を維持しつつ静かになります。#三行教育技術
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 5, 2020
楽しい雰囲気を壊したくないときにオススメ!
児童集会や低学年の遠足でよく使っていました。
校外学習・修学旅行編
【校外学習や修学旅行であると便利】
・バインダーを準備する。
・伝えたいことをプリントする。
・タイミングよく提示する。#三行教育技術 pic.twitter.com/V9pQLVKKlv
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 5, 2020
大人数を引率するときは、これがあるととても便利です!
タイミングよく出すと、子どもも喜びますよ〜♪
【修学旅行ワンランクアップの技】
・しおりの題名を「○○攻略本」にする。→○○は学年目標など
・係の名前を工夫する。→保健係を「思いやり係」食事係を「元気の源係」時計係を「時間通り係」など
・日程の呼び方を工夫する。→自由時間を「友情を深める時間」など
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) January 5, 2020
少しのことで、子どもも教員も意識が変わります。
小さな気配りが必要な仕事なんですよね!!
授業編
【体育の授業で大切にしたいこと】
・苦手な子も楽しいと思える活動を入れる。
・説明は短く。
・汗びっしょりになるくらいの運動量。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 9, 2020
体育の授業って、難しいですよね……
教える側にも、「得意・不得意」が ハッキリ出てしまう授業だと思います。
子どもたちは体育が好きな子多いですが、
やっぱり、苦手な子もいるんですよね。
苦手な子がいるってことを忘れずに授業を組み立てたいですね。
【黒板の字をきれいに書く技】
・縦書きなら縦、横書きなら横に黒板を消して、うっすら目安をつける。(伝わるか?)
・短くなりすぎたチョークは使わない。
・薄く書かないで濃く書く。
字がきれいじゃない私が考える渾身の技です。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 18, 2020
黒板に字を書くのって、本当に難しいんですよ〜泣
私はきれいな字を書くのが苦手なので、
黒板に書くのも苦手でしたね…
小学校の先生って、字がきれいな人が多いんです!
【子どもの発言に対する効果的なリアクション】
・大きく見開いた目で大きくうなずき、「な〜るほど〜!!!!」
・大きく見開いた目で1回うなずき、周りを見回して「……聞いた?!」
・大きく見開いた目で相手と3秒目を合わし、深々とおじぎ。
笑顔、増!#三行教育技術
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 20, 2020
活発な学習活動を行うには、子どもたちの発言が欠かせません。
教員側がどう反応してあげられるかも大切です。
勇気を出して発言したのに、教員の反応が薄かったら可哀想ですよね。
恥ずかしがらずに、思いっきり大きなリアクションしましょう!
教員は役者にならなきゃいけないときがあるんですよ♪
【図工鑑賞のやり方】
・子どもたちが描いた絵を黒板に貼る。
・「楽しい雰囲気が出てるのは?」など、単元を意識してテーマを出す。
・何枚か選ばせて、理由も言わせる。
観賞の評価って難しすぎますよね。悩みます。
— 元教員りょうこブログやってます(小学校) (@ryooookoo) January 25, 2020
図工の鑑賞の評価は本当に悩みます。
ワークシートにすれば、文章表現が得意な子が有利になってしまうし、
挙手での発表にすれば、発言力のある子が有利になってしまいますよね…
いっそのこと、鑑賞の評価はなくして欲しい…
鑑賞なんて、自由でいいんじゃないかな〜
悩みながら、答えの出ないまま、やってました。(本音)
その他
【教員になったら意外に使えること】
・挫折経験
・勉強への苦手意識
・虫に強い
— 元小学校教員りょうこブログ始めました (@ryooookoo) December 30, 2019
なんでも順調で、なんでもできちゃう先生より、
挫折経験があって、苦手なことがある先生の方が、
弱い立場の子の気持ちが理解できると思います。
挫折経験が役に立つ仕事なんですよね、教員は!
まとめ
いかがでしたか?
小さな技術は、教員にとって必須です。
年数を積み重ねることで身につけられることもあるけれど、
すぐにマネして効果があることもたくさんありますよ!
Twitterで#三行教育技術と検索すると、たくさんの先生たちの技術が出てきます。
興味がある方は、是非、みて見てくださいね♪
私のツイートに関して詳しく知りたい方は、TwitterのDMで気軽に連絡してください!
少しでもお役に立てたら嬉しいです。