私は、教員を目指すと決めてから、2年半ほど臨時的任用職員や非常勤講師をやっていました。
今回は、その中でも特に印象的だった、定時制高校での体験談をお伝えします!
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いきなり定時制の洗礼を受ける
私が教えていた教科は保健体育。
定時制高校で非常勤講師をする前は、県立高校(底辺高)で半年間臨時的任用職員として働いていました。
半年間の経験があったので、そんなに驚くこともないだろうと思っていたのが大間違い!
驚くことだらけでしたね笑
最初の授業(バドミントン)では、私が前に立った途端
いや〜怖かったです!笑
なめられないように髪を短く切ったな〜効果はまるでなかったけど。
夜の学校は独特の雰囲気。年齢もバラバラの生徒がたくさん集まっていました。
体育の実技のときは他にも体育教師がいたのでまだ心強かったですが、保健の授業は教室でやるため、教員は私1人……
授業中でもガヤガヤと教室に入ってきたり、携帯で話しながら教室を出て行ったり…
「カシャ!」
っと聞こえたと思ったら、携帯のカメラで写真撮られてる……!
もう、黒板のほう向いてひたすら板書してましたよ。
「焦げ臭い?!」
って思ったら、なんとカーテンを燃やしている生徒が!
見て見ぬ振りをしましたね……汗
肋骨折られた教員とか、胸ぐらをつかまれている教員とか、そんな光景も見てしまいましたよ汗
リストカットの痕だらけの腕を見せられたこともありました……
自分の育ってきた環境には全くなかったことだらけだったので、本当に驚きました……!
よ〜く見てみると……
まあ、おっかなビックリのスタートでしたが、働くしかないので頑張りました。
少しずつ慣れてきて、お互いの警戒心が少し減った頃……自分のことに精一杯で全然見えていなかった景色が見えてきました。
あれ?ずいぶん年齢の上の方が授業を受けている……しかも真剣に!
私も本気で授業をやらなきゃと思った瞬間でしたね……今まで申し訳なかった……!
心を入れ替えて頑張っていると、最初はそっぽを向いていたイケイケ男子も、
これまた驚きましたね……!でも、心から嬉しかった。
もう少し働きたかった
やっと慣れてきた頃にお別れです。
9月から働き始めたので、なんだかんだあっという間に3月になりました。
契約更新の打診があったけど、私は小学校の免許を取るために教育実習が決まっていたのでお断りしました。
せっかく慣れてきたころだったので、本当はもう少し働きたかったです。
年齢も環境もいろいろな人たちが集まっている定時制高校。
最初の印象はとにかく
「怖い!」
でも、慣れていくうちに、いろいろな環境の人たちがいることや、自分がいかに恵まれた環境で育ったのかを痛感しました……。
そして、自分が相手を拒否するのではなく、受け入れようと努力すれば、関係は少しずつ変わるもんなんだなということも分かりました。
イケイケ男子やイケイケ女子の卒業式にも出席しましたが、なんてまあ、いい表情!
とか言ってた顔とは全然違った……!ウルっときましたね〜泣
たった半年だったけれど、定時制高校で働いた経験は強烈でした!そして、忘れられないような喜びも感じた半年でしたよ!
県立の定時制高校で通算23年間担任していました、年上の生徒や全日制を辞めて定時制高校へ来る生徒、不登校の生徒、色々ありました。でも、最初の10年間は午後4時から出勤でしたので昔の定時制高校は、自分の好きなことに専念することができました。今では、13:00出勤、21:45退勤になっています。
詳しい情報ありがとうございます!長く定時制で働かれていたんですね。16時からの出勤の時代もあったとは!定時制を必要とする生徒もたくさんいますし、さまざまな人生がつまった学校ですよね。私もたった半年でしたが、よい経験でした。本当にお疲れ様でした…!