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私の持っている教員免許
教員免許を取るために頑張っている方、毎日お疲れ様です!卒業単位に含まれないから大変ですよね。
私の持っている教員免許は
- 中学校教諭1種免許状(保健体育)
- 高等学校教諭1種免許状(保健体育)
- 小学校教諭1種免許状
- 小学校教諭2種免許状
です。
大学で保健体育(中学校・高校)の免許を取った後、働きながら通信制の大学で小学校の教員免許を取りました。
ということで、中学校1回(2週間)、小学校1回(2週間)の、合わせて2回の教育実習を経験しましたよ〜!
教員になってからは、実習生の指導教官を2回やりました。
自分の実習や教官の経験から、教育実習の乗り越え方5選!を考えてみました!
私の考える教育実習の乗り越え方5選
- 子どもたちの中にどんどん入っていこう!
- 子どもたちの名前を覚えよう!
- うまくいかなくて当たり前と考えよう!
- 指導教官の小さな技を盗もう!
- 指導教官の子どもたちへの接し方をよく観察しよう!
子どもたちの中にどんどん入っていこう!
1つ目は、
「子どもたちの中にどんどん入っていこう!」
です。
教育実習は2週間〜4週間ですよね。短いと思いきや、毎日が実習となると、結構長いです。
大学生の生活とはまるっきり違うので、疲れは半端ないんですよ。
「子どもたちに囲まれるって、こんなに体力がいるのか〜汗」
と、思ったものです。
ただ、子どもたちとの関わりを深めることで、自分を助けることにもなります。
疲れるけど、どんどん子どもたちの中に入っていって、関わりを深めてください。
ひとりひとりの扱いが分かってくると、疲れもだいぶ感じなくなりますよ!
経験のある教員も、4月新しい子どもたちに会うと、とっても毎日疲れます。それは、まだ子どもたちのことが分かってなくて、手探りだからです。
休み時間は……
- 外に行って思い切り遊ぶ(まずはこれ!)
- 教室にいる子と遊ぶ(慣れてきたらたまにこれ!外に行きたがらない子もいるので)
授業中は……
- 後ろから全体を観察する(まずはこれ!)
- 教室をゆっくり歩きながらひとりひとりを観察する(慣れてきたらこれ!)
日誌を書くのに一生懸命になって、子どもたちと接する時間が減ることのないようにしたいですね!
子どもたちの名前を覚えよう!
2つ目は、
「子どもたちの名前を覚えよう!」
です。
どんな人でも、自分の名前を覚えてくれたり、呼んでくれたりしたら嬉しいですよね。
「おはよう!」より、「りょうこさん、おはよう!」の方が相手に伝わります。
子どもたちと信頼関係を築くには、まず名前を覚えることからやってみてください。
30人〜40人いると覚えるの結構大変ですよね。
指導教官はクラスの子どもたちを写真と名前が一覧になっているものを持っているので、可能なら見せてもらうのもいいかもしれませんね!
ヤンチャな子や目立つ子はすぐに覚えられても、おとなしい子はなかなか覚えられないもんです。
おとなしく控えめな子ほど、名前を覚えてもらうと嬉しそうな顔をしますよ!
子どもたちとの信頼関係を築くことは、本当に大切です。
私は、小学校に教育実習に行ったときに、指導教官に言われたことを今でも覚えています。
それは、私が1人で授業をする前、とても緊張していたときのこと……
それを聞いた私は、
「え?子どもに困らされることはあっても、助けてくれることなんてあるの?」
って、思ってました。
しっかりと信頼関係ができていれば、授業中も子どもたちが支えてくれるよってことだったんですね!
確かに、信頼している先生が一生懸命授業していたら、子どもたちは必死に耳を傾けてくれるし、手を挙げてたくさん発言してくれる。
たとえ、先生が何か間違えても、
「先生、大丈夫だよ!」「頑張って!」
って言ってくれますよ♪(もしくはそんな表情をしてくれる)
子どもたちの名前を覚えて、たくさん呼んで、信頼関係を早めに築けるようにしたいですね!
うまくいかなくて当たり前と考えよう!
3つ目は、
「うまくいかなくて当たり前と考えよう!」
です。
実習中は、プライドを捨てましょう!
自分は子ども関係のバイトをしていたからとか、模擬授業は得意だからとか……
せっかくいいものをもっているのに、プライドが邪魔をして自分を追い詰めてダメになっちゃう人っているんですよね。
とっても、もったいないです。
教員の仕事なんて、何年経ってもうまくいかないもんなんですよ。それくらい難しい仕事です。
実習中はうまくいかなくて当たり前です。
けがをさせたり、言葉で傷つけたりするのはもちろんダメだけど、
「うまく話せなかった」「授業がうまくいかなかった」
「うまい声かけができなかった」
なんていうのは、次に生かせばOKです!!
小さなことでネチネチ言われるなら、指導教官の方に問題があると思いますね笑
指導教官の小さな技を盗もう!(授業中)
4つ目は、
「指導教官の小さな技を盗もう!」
です。
指導教官がどんな人なのかにもよりますが……(とんでもない人は教官に指名されないと願いたい!)
実習生の日誌を見ていると、
「○○がうまくいかなかった」「○○を頑張りたい」
など、自分の反省を書いていることが多いなあと思いました。
1人の教官について、ひとつのクラスに入って、ある程度の期間を過ごせるのって貴重です。(初任者になったらすぐにクラスを1人で受け持つことになりますから)
指導教官の小さな技を見つけて、盗んでください!
ある程度経験を積んだ教員って、みんな小さな技をもっています。
例えば……
- 子どもたちを静かにさせる技
- 子どもたちの注目を集める技
- 子どもたちの興味を引く技
- 話すときの間の取り方
- 話すときの目線の配り方
- 話すときの声のアップダウンのさせ方
- 授業中の立ち位置 など
本当に小さなことだけど、実践しないと身に付けることは難しいことばかりです。子どもの反応がどんなか、分からないですからね。
実習中に教員の小さな技を盗んで、実践するまでできたらいいですね!
指導教官の子どもたちへの接し方をよく観察しよう!
5つ目は、
「指導教官の子どもたちへの接し方をよく観察しよう!」
です。4つ目とちょっと似ていますね。
技っていうと、授業中に限定されるかなと思って、分けました。
子どもとの接し方は、授業中も休み時間も両方ですね。
子どもたちを目の前にすると、
「どんな言葉を返したらいいんだろう」「どんなリアクションをすればいいんだろう」
って悩むことが出てきます。
子どもの言うことに、ノっていいのか、ノラない方がいいのか、迷うことってあるんですよね。
ときには一緒にふざけたり、ときには指導したり、ときにはスルーしたり……
やっぱり、これって、経験がものをいうんですよ。
センスもあるかもしれないけれど、経験を積んだ先生の、子どもたちの接し方って絶妙です。
さりげないのに、子どもたちが嬉しそうにしていたり、ねらってなさそうなのに子どもたちが大笑いしたり……
すぐにまねするのは難しいかもしれないけれど、
「子どもたちへの接し方をよく観察しよう!」
って意識するだけで、目から入る情報量は格段に増えますよ!
生きた情報は、実習ならではの貴重な情報!実習の経験を確実に自分のものにするために、意識して観察してくださいね!
まとめ
- 子どもたちとの関わりを深めることで、自分を助けることにもなる!
- 信頼関係ができていれば子どもたちが支えてくれる!
- 実習中はプライドを捨てよう!
- 経験を積んだ教員の小さな技を盗もう!
- 生きた情報をつかむために意識しよう!
指導教官は、普段の業務+実習生の指導をすることになります。もちろん、プラスの手当てなんかつきません。
「優秀な後輩が育ってくれたいいな」
「自分も実習生のときには現場の先生にお世話になったから自分も頑張るぞ」
という気持ちひとつで指導することになります。
指導案みたり、研究授業の練習をしたり、かなり自分の時間を割いて指導に当たってくれるんです。
実習生の帰宅が夜遅いということはつまり,その指導担当教官はもっと大変だということ。
指導担当教官にしてみれば,教育実習はただの業務の足し算。別の業務が引き算されるわけではない。 https://t.co/OxhO6Iy5yb
— 内田良/部活動・教職を持続可能に! (@RyoUchida_RIRIS) May 20, 2019
最初に実習生を受け持ったときに、
と無邪気に言われて、膝から崩れ落ちそうになりましたね……!笑
実習中は、嘘でも
「小学校の先生になりたいです!」
と、言ってあげてください!
有意義で楽しい実習であれば、2週間〜4週間があっという間に感じるかもしれません。
教育実習がいい思い出のひとつとなりますように……!!